百八五 男 (人物不祥 村雨浩之)
男は若洲の草むらにいた。
計画の通り手配が進む。
少し武者震いがある。
今、世の中が求めていることを実行すると、信じている。そういう方向に向かっていることが自分の背中を押している。
しかしーー。
あの老人ーー。
江戸島の行動は予想外だった。
つまらない動きを追加してくれたせいで、計画に混乱が生じる可能性がある。
だから老人のやることは予想がしずらい。
やはり、そうなるとすぐにでも実行をする必要がある。時間をかければかけるほど不確定要素が増えてしまうからだ。